姉さん、旅行です。

 行って来ました。正確には長野と群馬と新潟との県境ぐらいの秘湯に。
 面子はサークルの同学年と先輩で10名程。慰安旅行が一番しっくり来る旅でございました。友人宅で前日に過ごし、さぁ当日でございます。なので更新がなかったのは仕様ということなんだ。めんどくなったからだろ、とか思った人は、一泊数万円もかけて泊まった豪華温泉ホテルが、実は水道水に適度な硫黄を混ぜただけの温泉だったという事実に対し、それなりにがっかりすればいいなと思いました。中途半端な遣る瀬無さに程よく肩を落としてしまえ。ボクはそれを観て、くすりと笑いを漏らしてニヤニヤするぞ。
 さぁて、今日はまだレポートが終わってない腹癒せで筆がノッておりますYO。
 で。まずは当日になっても、旅全体の概要をほとんどの参加者がわかってない状況というステキ振り。一瞬でこの旅の副題が〜じゃあNO PLANで。――っていいのかよっ〜に決まりました(一部で)。で、朝10時に集合。めでたく先輩1名が2時間と45分の大遅刻をすることがその場でわかり、NO PLANぶりにもいよいよ拍車がかかってきました。いえーい。ファミレスで野郎が輪になって楽しそうに食事してる姿は最高です。楽しすぎて涙が出てきます。
 何とか合流して、いよいよ出発。
 あれだ、でもその前に買出しとかもしてたんだった。何せ秘湯。H・I・T・O・Uですから。その名に恥じぬ過疎っぷりなんでしょう。酒とかは前もって買っておかないと、そんなもん売ってるところが少ないらしいので。
 それで出発したのよね。野を超え山を超え谷を超え。いや、本当に文字通りに超えまくりでした。途中から空と山しかねぇヤッホウ。人が住んでいるようなところまでは、通りすがりの女性を皆で点数つけるという、人として割と最低な部類の遊びをして楽しんでおったのですが(ぉ 紅葉も何にもねぇYO。でもあれです、やっぱ自然は雄大。身体によろしい成分がみっちり詰まってそうなAIR。何かこう、自然に必死。信号もオールグリーン。無いから。快適なドライブでございます。
 道中、ものめっさごっつい滝を観る。一緒に参加したmakotoさんと「絶対にあの裏に宝箱とかあって、レアなアイテムがあるね」「潜水艦じゃなきゃいけないところがミソだよね、うん。滝だけど」ぐらいの滝。一部の人は笑うはずだ。FFやってた人には爆笑をかっさらうハズだっ。とにかく滝でした。画像あるけど引っ張ってくるのめんどいから省略(ぇー
 夕方に到着。うん、周りに建物が該当するホテルとあともう1つしかねぇ。ほとんどって2件かよ。そんな日本語認めねぇと思いましたが。すぐに温泉に入ります。だって混浴ですから。混YO!KU。さすが秘湯。マル秘なだけあってやってくれるぜ。両脇を沸き沸き(誤字ではなく)させながら向かいました。
 ここでね、大概の人はオチを想像出来るでしょう。麗しいおにゃのこたちや、可愛らしいやうじょがいるはずも無く、当然綺麗な言葉で表現するならマダムとかセレブとか、ある種熟し過ぎていて、バナナで例えるなら、黒い部分と黄色い部分の比率が8:2くらいにギリギリな年配の方たちがいたんだろ。そして「おやおや若いねぇ。どこから来たの? 今日は大変だったねぇ。私たちも遠くから紅葉を観にきたんだけどちょっと早かったみたいでねぇ。うーん、残念だねぇふぉっふぉっふぉ(入れ歯取れる)。あんふぁふぁふぃがくふぇいふぁん? ふぃふぃねふぇ、ふぁかふぃうふぃふぁふぃろんふぁふぉふぉふぇふぃるかふぁねふぇ。……(気づいて入れ直す)いやぁ私にも孫がいるんだけど、なかなか会えなくて寂しいもんだよ。ちょうどあんたたちくらいの年頃になるねぇ……。ああ、これかい? これは涙じゃなくて心の汗だよ、いやだ恥ずかしい。それよりもっとこっち来ないかい?」とか期待したでしょう。
 違うよ。誰もいなかったんだよ。
 心の傷を抉ってくれるな。せっかく洗濯してきたんだから。
 夕食。美味かった。山、川、畑。何でもこい。鮎の塩焼きが特に。あゆ。あゆ。あゆの塩焼き。あ、あと山菜も。さんさい。さんさい。四歳じゃなくて山菜。お腹以外の何かにも満足した。
 その後はダベリ&呑み。とはいっても、終始ウノで盛り上がる。罰ゲームがひどい。被害者になりました某makotoさんから一言いただきました。「いやいやマジヤバイって! この空間は、明らかに日本国憲法に反しているっって! カムバック人権っ」うん、名言。でもまぁ、アフリカのほうに移住されればたぶん違憲じゃないですからね。ありのままの自分って綺麗じゃないですか。笑いと何故か磯の香りで包まれた3時間でございました。
 その後いろいろあってから就寝。ここに関しては、また後日。
 次の日。というか、今日。妙に塩分高い朝食をいただいて、もう一度誇大広告の温泉を満喫。二人以上シャワーを使うとお湯が出ない、そんな秘湯。H・I・T・O・U。秘湯は非道。温泉だけに流せ。流してくれ。
 で、チェックアウト。近くに自分たちで温泉が掘り当てられるスポットがあるらっしゅいということで、そこへ。マッパになったおっさん数名がいたので、すぐに場所は割れました。あったかい。でも心は冷夏真っ只中でございます。いい加減女人スメルのひとつもあればよかったのに、と。心の中だけで叫ぶ。それが終わったら、とっとと帰ってきました。眠いという理由だけで。さすがNO PLAN。そうでなくては本家内Pに勝るグダグダ振りは出ません。それからいろいろあって、帰宅。特に何も無かったわけではないけども、主に書くのがめんどくなったからという理由だけで。
 オチ? えーと。
 

 帰りの車の中でかかっていたポルノの「ミュージックアワー」で、「渚」の単語にひどく興奮しました。


 ……いいよもう。終わるよぅ。